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2013/10/01

家原美術館だより#3 〜「田」編








みなさま、

お待たせいたしました。


私、家原利明がお送りする、

家原美術館2013だより、第3弾。


題して、


『家原美術館だより#3 〜「田」編』。






いよいよ、

「目で見る《家原美術館2013》〜ビジュアル系・座敷部分」に

突入であります。



去る9月の16日に幕を閉じました宴(うたげ)、

『家原美術館2013 有松・旧山田薬局』に

来られた方も、来られなかった方も。



懐かしいやら、新鮮な感じやら、

思い思いの目線で見ていただければ、

と考えております。




それではさっそく始めましょう。


『家原美術館だより#3 〜「田」編』


どうぞ、ご覧あれ!






薬局部分から座敷へ入ったところ。
「赤」と「緑」のコントラストがきれいです。







座卓には「お名前書いて帳」







今回、2冊置いていた「お名前書いて帳」が
最終日を前にして、びっしりすきまなく埋まりました。
絵やメッセージを書いていただいた方々、
本当にありがとうございました♡×100






いちばん手前の座敷(座敷1)から、
奥の座敷(座敷2、座敷3)を見たところ。








座敷1から薬局側を見たところ。
中央に小さく《お花仮面》が見えます。








座敷2と座敷3







座敷2、左手に《性別年齢国籍不詳》、右手に《植物じいさん》。
その奥、座敷3の床の間には《お花マン》を飾りました。







手前、座敷2にはこれまでの作品集を置き、
奥の座敷3には「コレクション展示器具」を置きました。







座敷2から座敷1を見たところ。
その奥には土間が見えます。







壁面には『手ぬぐいコレクション』を飾りました。
観光地などで買い集めた手ぬぐいのコレクションです。







その背面、縁側ごしに中庭を見たところ。
緑の中に、たぬきの置物が鎮座しております。
その左手には、お手洗いへとつづく廊下が延びています。







お手洗いへの廊下には「アリナミン」のPOPを置きました。
バルーン式のこのアリナミン。
少々しぼんでいたため、ふくらまし直しました。
ということは、私め、旧薬局のおばちゃん(またはおじちゃん)と
「間接キッス」をしたわけであります。







廊下の「アリナミン」辺りからお座敷(家屋)を見たところ。







中庭より家屋を見たところ。








中庭側から座敷3を見たところ。
縁側には《フローティングボールペン展示器具》を置きました。
これらの「展示器具」は《家原美術館》(2012)の際に
制作したものです。







光の透け感や、卓上への映り込みなどがきれいです。







会期中、お客さまに、
「家にあったから」と、フローティングボールペンをいただきました。
そのためにわざわざまた足を運んでいただいた上に、贈り物までいただけて。
本当にうれしかったです☆×100







《フローティングボールペン展示器具》の手前、
《つめきり展示器具》と《キーホルダー展示器具》。







夕暮れどきになると、外が青く、
室内がマンダリン色になって、日中とはまたちがう雰囲気になります。







《つめきり展示器具》左部分





《つめきり展示器具》右部分





《キーホルダー展示器具》左部分
最上段に「砂時計シリーズ」、その下段には「ゴールドシリーズ」。





《キーホルダー展示器具》右部分
こちらには、海外で買ったキーホルダーや
観光地のすみっこで忘れ去られていたキーホルダーを収蔵。
最下段は「クリスタルシリーズ」。







反対側から見たところ。








縁側より、
《フローティングボールペン展示器具》と
床の間の《お花マン》。







《お花マン》とお仏壇。






このお仏壇、聞くところによると「江戸時代」のものだそうです。
となればきっと、ちょんまげの人もお参りしたというわけです。
そう思うと、なんだかすごいです。








《お花マン》
サイズは、H:90× W:30㎝
(掛軸サイズは 
H:140× W:44㎝






床の間側から座敷2側を見たところ。
左手襖(ふすま)に《ミス・エイプリル》。








座敷3から、座敷2、座敷1を見たところ。
右手、年代物の収納棚に《カミツキ怪獣》を飾りました。







《カミツキ怪獣》は、
棚の桟(さん)と桟のあいだにかませた
木材(クッションフェルト付)
ピンを挿して、その上に掛けてあります。








ふたたび座敷1に戻って。
赤い布の向こう側には、台所があります。
台所からの蛍光灯の光で、階段や窓枠のシルエットが浮かび上がり、
赤と黒の、「花札」のような色合いを見せてくれます。








露出を変えた写真。
この「階段ダンス」も、ずいぶん古いもので、
ちょんまげ時代の人が上り下りしていた代物です。








土間部分。
右手、座敷1と隣接しています。







土間の奥、裏庭につながる通路には、
「カゼに・・・ニューヨーク生まれのエスタック」の看板。








土間の壁面には、
掃除・片づけの最中に出てきた看板やPOPを飾りました。







「リポビタンD」の冷蔵ケースは、電源を入れれば、
まだ使うことができます。







さて。


今回お送りしました

『家原美術館だより#3 〜「田」編』

目で見る《家原美術館2013》〜ビジュアル系・座敷部分」



いかがでしたでしょうか。




次回は『家原美術館だより#4 〜「薬」編』を

お送りいたすつもりでございます。



どんな内容なのかは、見てのおたのしみ。

みなみなさま、乞うご期待でございます。




それでは、その日まで!


チャオ!








・家原美術館2013 中間報告

・家原美術館2013 はじまり

・家原美術館だより#1

・家原美術館だより#2

・家原美術館だより#4

・家原美術館だより#5







< 今日の言葉 >


「金玉は 金といえども光りなく
 玉といえども 丸くなく
 日陰においても色黒し
 えらくもないのに ひげはやし
 縫目あっても ほころびはなし」

(『はだしのゲン』8巻P49)



2013/09/09

家原美術館2013だより #1 みなさまからの贈り物







みなさん、こんにちは!

今、有松の旧山田薬局で展覧会をしている

家原利明です。



《家原美術館2013》


おかげさまでたくさんのお客さまに

ご来館いただき、

たいへん喜ばしい気持ちでいっぱいでございます。



まだまだ会期中ですので、

具体的な話は避けて通るおちょぼ口にはなりますが、

少しばかり、お話しさせてくださいませんか。




展覧会の会場、旧・山田薬局。


外観は、一見すると薬局のような感じですので、

今日までに2回ほど、

通常の「薬屋さん」とまちがえて

こられたお客さんがいらっしゃいました。







お1人目は、

首にタオルを巻いた、作業服姿の年輩男性。



「すいませーん、蚊取線香ありますか?」



あるにはあったのですが。

お売りするわけにもいかなかったので、

本当の薬局(会場を出て斜め向かい)を

お教えいたしました。



お2人目のお客さまは、

痛み止めを求めてこられた方でした。


まちがいでの「ご来館」でしたが。


その方は、他県からお越しの、

絵を描いているお客さまでした。



偶然出会った《家原美術館》の展示に。

たいそうよろこんでいただき、

ずいぶんたのしんでいただけました。






会期中、

いろいろなお客さまがご来館されて、

いろいろな「贈り物」を置いていってくださいます。



牛乳瓶のコレクションを見て、

瓶入りのコカ・コーラを

持ってきてくださった方もいらっしゃいます。


お子さまが、

「10年後の家原」の絵を描いてきてくれたり。






近所の子どもが、

きらきらした贈り物を置いていってくれたり、

折り鶴を作ってくれたりもしました。






高校時代からの友人が、

赤い紙袋に入ったプレゼントをくれました。


何だろう、と思って開けてみると、

ネズミのキャラクターの絵が描かれた袋が出てきました。



ぼくは、あまりそのネズミのキャラクターとは

縁のない生活を送っているので、

頭のかたすみでほんの少しだけ「あれ?」と思いました。



ところが、です。



ネズミの袋を開けてみると、

中から出てきたものは、なんと、

「ウンチングうんちくん」でした。



ウンチングうんちくん。



それは、

うんちのキャラクターが便器にかがみこみ、

うんちをしようとしている灰皿です。






実はこの「ウンチングうんちくん」の灰皿。


さかのぼること20年ほど前、

友人の彼女(今のお嫁さん)宅の、

お兄さんの部屋で見たものです。



当時、お兄さんは、

どちらかというと「やんちゃ」な方で、

この「ウンチングうんちくん」灰皿とは

どう転んでも結びつかない風貌(ふうぼう)の方でした。


モノトーンな部屋の中に置かれたそれは、

お兄さんの風貌ともあいまって、

七色の光を放ってぼくに襲いかかってきたのです。



その灰皿を見た瞬間。

ぼくは、

まさに全身に電流が走ったのごとく心境で、

ものすごく、

喉から手がにょきっと伸びるほど、

猛烈に、強烈に「ほしい」と思いました。


けれども、

持ち主であるお兄さんはご不在で、

譲り受けることの可否を聞くことができなかったのです。



ウンチングうんちくんの灰皿。



そのときのぼくは、

まさしく後ろ髪を引かれる思いで

お兄さんの部屋をあとにして、

ウンチングうんちくんに別れを告げたのであります。




それから20年。



ウンチングうんちくんとの、まさかの「再会」。




ネズミの袋は「フェイント」で、

まんまとぼくはそれに引っかかり、

「まさか」が「まさか」を重ね着して、

驚きとよろこびが倍増したわけなのでした。










そして気づくと、

便器の上に「うんちグミ」が置いてありました。


どうやら教え子のしわざのようです。










和室に並んだ「手ぬぐいコレクション」。

ずらりと並んだ手ぬぐいを見て、

大阪からこられたお客さんがおっしゃいました。



「伏見稲荷の手ぬぐいは、ないんですか?」



持ってないです、と答えるぼくに、



「それなら、送りましょうか?」



と、こともなげに

おっしゃってくださったお客さま。




みなさまの、純粋なやさしさに、

感謝しきりの家原です。




ワインとおつまみのセットや、

挽きたてのコーヒー豆、

パンやお菓子、おまんじゅう、

クリームチーズやイモ焼酎。



挙げ出したらきりがありませんが。



みなさまからの贈り物が、

今日の家原を動かす血肉となっていることは

まちがいございません。




何より、みなさまの笑顔が

家原にとってのいちばんの「贈り物」ですけどね♡










《家原美術館2013》旧山田薬局。


残すところ1週間ほどとなりましたが。



もし、まだご来館されていない方は、

是非ともご来館くださいませ。


きっとたのしい展示だと思いますから。


あ、もちろん、手ぶらで構いませんから。



先ほども申したとおり、

お客さまの笑顔が、何よりいちばんの贈り物ですから。













《 今日の言葉 》


「きゃりーぱみゅぱみゅ」が言えない年輩の男性が、

言うたび何度も「かりーぱむぱむ」と発音していて、

ほとんど「カレーパンマン」に聞こえて話が混乱した。

(とある日の、午後の出来事)




・家原美術館2013 中間報告


・家原美術館2013 はじまり

・家原美術館だより#2

・家原美術館だより#3

・家原美術館だより#4