2010/12/10

いいぞいいぞ! グリーンマン!




 ねらわれてるぞ 君たち子供

 危険がせまれば 呼べばいい

 グリーンコールで呼べばいい



・・・いったい何のことかと思った方。

つい最近まで、ぼくも「そっち側」だったわけなのだが。


上記、緑色の文字は、

『行け!グリーンマン』

という、特撮ものの主題歌の一部だ。



グリーンマン。

『おはよう!こどもショー』(1965年11月〜1980年9月)という
テレビ番組内のワンコーナーで、
1973年11月から翌74年9月まで放映された特撮ヒーローなのだが。

ちょうどそのころ、
ぼくはお母さまのおなかの中にいたので、
リアルタイムでは観ていない。


というより、
ほんのつい最近まで「グリーンマン」という存在すら知らなかった。


グリーンマン。


『おはよう!こどもショー』内のシリーズで、
1回の放映がだいたい3分30秒(うち主題歌1分)。
3回の放送で1話完結、という形式。



グリーンマン。


ぼくは、その造形(デザイン)にやられた。




どこかの国の神さまなのか。

それとも、仏像なのか。


頭部の造形は、
ヨロイかぶとのようにも、
チンギス・ハンのようなヘルメットのようにも見えるし、
なんとなく「福耳」にも見える。


頭のてっぺんから伸びたツノ。

その先端は金色の球状になっていて、
球の付け根から、赤いふさふさした「毛」が生えている。
グリーンマンが動くたび、
赤い「髪」がポニーテールのようにさわさわとなびく。

緑の体に銀のパンツ。
銀のグローブに、銀のブーツをはいて。
首には白いマフラーを巻いている。


胸には「カラータイマー」のようなものもあるが、
色は赤く、
そのまわりを彩るように、
ラーメンどんぶりなどでよく見る「中華模様」が
首のVラインと、胸まわりをぐるりと飾っている。

銀色のブーツにも、
同じく中華模様がぐるりとほどこされている。


面長で、
オリエンタルな顔かたち。


シンプルなわりに色あざやかで、
装飾的なスタイル。



ぼくは、ひと目でグリーンマンが好きになった。


いったいだれがデザインしたのだろうか。


ぼくは、グリーンマンにひと目ぼれをした。




見た目だけでなく。


グリーンマンのことを、
知れば知るほど、
どんどん好きになっていった。



グリーンマンとは。


地球の自然を公害から守るために、
「金河系グリーン星」からやってきた正義の使者で、
ロボットでありながら神の使いでもある。

普段は等身大だが、
「グリーンマン・ジャイアントマシーンチェンジ」によって、
巨大化することもできる。

グリーンマンを呼ぶには、
「グリーンマンコール」という、
ヨーヨーみたいな形状の装置のボタンを押し、
空高くかざしながら、


「グリーンマンコール!」


とさけべば、グリーンマンが現れる。


初めてグリーンマンコールを手にした子どもたちに向けて、
グリーンマンがわかりやすくこう説明している。


『それは、グリーンマンコールです。
 わたしを呼ぶときは、ボタンを押してください』


まるでバスのアナウンスのように。

淡々と説明するさまが、いさぎよいではないか。



グリーンマンがピンチになったときには、
グリーンマンを応援する子どもたちが、
同じようにグリーンマンコールをかざしてさけべば、
グリーンマンの体力(電圧/ボルト)が回復する。

ちなみに、グリーンマンの電圧は「100ボルト」だ。



グリーンマンのたたかう相手は、「魔王」とその手下。

魔王は、地下世界で復活したものの、
神さまに血を抜かれて動けなくなっている。

完全に復活するには、子どもの血が必要なのだ。

そのため、魔王の「足」であり、
腹心の部下である「トンチキ」が、
魔王の代わりとなって、子どもたちをねらう。


『わたくしめには、手がありません』(第1話より)


と、トンチキ自身が語るように。

魔王の足であるトンチキは、
子どもたちに「手を出す」ことができない。

そこで、魔王の魔力によって生み出された「怪獣」を引きつれ、
子どもたちをおそうのだ。


魔王も、トンチキも、戦闘員や怪獣たちも。

これまたすばらしい造形ぞろいだ。




グリーンマン初登場の場面も、斬新(ざんしん)だった。


公園で遊ぶ子どもたちがトンチキと怪獣におそわれかかったとき、
おもむろに、グリーンマンが登場する。


グリーンマンには、「素」の姿というものがない。

つまり、「変身ヒーロー」ではないのだ。



『だれだ、おまえは!』

と、ふりかえるトンチキに、


『わたしは、グリーンマン。神の使い。
 子どもを守るためにやってきた』


とだけいうと、くるり宙返りをみせて、
遊具の高台から飛び降りる。


おお、なんとスマートな登場だろう。

よけいな説明が、一切ない。


そのほかのエピソードでは、
技の名前をさけぶ以外、ほとんどしゃべらない。


無口なグリーンマン。

言葉ではなく、行動で示す男なのだ。



等身大時のグリーンマンが、
トンチキひきいる戦闘員や怪獣とたたかう場所は公園が多い。

トンチキのねらう子どもたちが、
よく公園で遊んでいるからだ。


ときにグリーンマンは、
ブランコに乗って、
怪獣めがけてキックを放つ。

臨機応変な、たたかいっぷりだ。


肉弾戦では、
怪獣相手に激しく殴りあう。

本当に、ケンカさながらに激しく殴りあう。



グリーンマンは、
それでいて全身が武器のかたまりだったりする。



ここで、
グリーンマンの武器(技)の数々を紹介しよう。


《イヤーブーメラン》
 耳の後ろ部分から外したブーメランを、敵めがけて投げつける。

《ブーメランターン》
 イヤーブーメランを2本交差させて持ち、敵の攻撃を跳ね返す。

《グリーンマンスティック》
 かけ声とともに手のなかに現れたスティックで、敵を突き、叩く。

《スティックファイヤー》
 グリーンマンスティックの先端を飛ばし、爆発を起こす。

《スティックビーム》
 グリーンマンスティックの先端からビームを放射。

《レッグアロー》
 ひざ下部分から矢を吹き出す。

《ファイヤーファインディング》
 ときには身を守る煙幕となり
 ときには敵にダメージをあたえる武器となる、霧を噴射。

《マウスビーム》
 おたけぶようにして、口からビームを発射。

《グリーンマンブレスター》
 グリーンマンの必殺技。胸の部分を開き、8門の機関砲から弾を発射。

《フラッシュショック》
 グリーンマン最強の技。
 両手を開き、手のひらから放電した電流をためて、敵にぶつける。
 その威力は、グリーンマンブレスターをも超える。



・・・・こんな具合に。

グリーンマンの技は、10個もある。

ほかにも《アイビーム》というものがあるらしいが。
現段階でまだ、ぼく自身の目では確認していない。



 その耳 その口 そのひとみ

 その胸 その腕 その足も

 すべてがたたかう武器なる

 出番だ ぼくらの グリーンマン


(挿入歌『グリーンマン・マーチ』より)


この歌の歌詞が示すように。

まさに全身武器の塊。

それが、グリーンマンだ。



 おれの目を見ろ アイビーム

 おれの声きけ マウスビーム

 胸をひらけば 必殺ブレスター

 どけ どけ どけ どけ どけ

 うせろ!


(挿入歌『グリーンマンの挑戦状』より)


なんとも男気あふれる神の使者、グリーンマン。

ロボットなのに、その血は熱い。


みんなも、グリーンマンを応援しよう。

グリーンマンコールで応援しよう。


行け! われらのグリーンマン。

たたかえ! われらのグリーンマン。


そしていつの日か、
ぼくも、グリーンマンのようになりたい。

グリーンマンのような、かっこいいロボットに。




< 今日の言葉 >

「更年期障害って。男で言ったら、
 ある日突然、ちんちんがポロって取れるみたいなもん?」


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