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20代のころのぼくは、
『午後の紅茶』
午前中に飲むほど無頼漢で、
『1日分の野菜』
立て続けに3本飲むくらい、
向こう見ずなところがあったし、
ずっと口の中で転がし続けるほどの
根性もあった。
毎朝見かける、
陶磁器製のボーダー・
名前をつけて、
「おはよう、ラスカル」
割れてしまったとき、
陶器の破片を拾って埋葬して、
花を手向け続けるほどの
慈悲深さもあった。
白い猫を見れば
「タマ」と呼び、
茶色い縞猫を見れば
「
シベリアン・ハスキーを見ては
「チョビ」
サングラスの掛け合いっこをして、
夕方すぎには家に帰っていく人々を尻目に、
公園のブランコに乗りながら、
よおし、
なんて言って、
メンチカツの味を思い出したりす
甘酸っぱい気持ちは、今でも覚えている。
そんな男ふたりで、
わかれ道に立ったまま
8時間もしゃべりt続けて、
自動販売機のコーンスープをふたりでわけ合っ
缶の中に残ったコーンの粒を、
お前の笑顔が忘れられない。
残り物には福があるって信じて、
反抗期の自分。
三杯もお代わりしている自分に、
一人涙した夜は数え切れず、
って、
お礼を言ったこともあったっけ。
そんな自分を、忘れたくない。
たとえそんな自分が、
せめて一生忘れたくない。
ぼくの代わりに、
このさき未来永劫ずっと末代まで。
この思いを
背中に彫ったまではいいけれど、
初めて気がついた連休明け。
かつての自分。
そんな自分を想像しながら、
もうすぐ10代になる自分が、
想像してみる。
が・ん・ば・れ、
が・ん・ば・れ、じ・ぶ・ん!
まけるな、おれるな、
お・ま・え!
「昔の俺は、
今よりずっと背が高くて、
4.8倍くらいはあったよ」
さらりと言ってのけるような伊達政
熊にまたがりお馬の恵子。
ああ、次男じゃなくて、
今という瞬間はすでに過去。
今は存在しない。
これを読む君すら過去なのだ!
「ノーフューチャー」とは、そういう意味だ。
わかったかね、諸君。
地球は僕らの宇宙船。
運転手は君だ、社長も君だ。
「いまどきの若者たちに、
説明するほど野暮じゃないけど」
当たって砕けろ。
恋は直球ストライクゾーン。
外角高めのフリースロー、
歴史という名のストーリー。
ヒステリーなヒストリーを
スウィートなストリートで
ストレートにささやくアスリート。
当社調べ。
誰の下僕。
俺の屍。
明日は明日の風が吹き、
ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、五条の橋の上。
これぞしらふのナチュラルパワー。
永遠に埋めておきたいタイムカプセル。
それはもはや埋葬。
ご大層なラジオ体操。
無理な方は、
イスに座ったままの姿勢でどうぞ。
そんなわけで。
皆さまの時間を奪い去り、
したたかに灰へと変える盗人、
怪盗華麗パン。
隙間を埋めるはずの器械で
よけいに隙間を広げちゃってる
子羊ちゃんたちに。
ラブ・アンド・ピクルス♡(既読)
大丈夫、
古くなったんじゃないから。
多少の酸味は大目に見てネ♡
・・・以上、
現場からお送りしましたとさ。
めでたしめでたし
< 今日の言葉 >
「最近、
いろいろなことがわからんくなる。
脳みそが足りんくなって
きとるのかな。
毎朝、味噌汁飲んどるのに」
(80歳になった母が真剣な顔で言った言葉)