昼夜逆転の生活が染みついている。
海外に行ったところで、
時差ボケを味わうこともない。
これは、非常によくない。悪しき生活習慣だ。
近ごろ少しずつ日が長くなっている。
ということは、
その分だけ夜が短くなっているということだ。
冬至を迎えたころなどでは、
朝の6時でもまだ暗い。
それが今ではどうでしょう。
六時前でもすっかり明るく、
窓辺のカーテンがうっすら透けはじめてしまう。
「やばい、太陽がのぼる前には布団に入るぞ」
そんな誓いも空しく、
明るい太陽に背を向けて
布団にくるまる始末。
カラスが鳴き、
続いてスズメが鳴き出し。
配達のいちばん遅い、
地元紙のスーパーカブの排気音が
聞こえるころには、
朝の気配がプンプンただよってくる。
こんな悪循環から抜け出せない、
狂いっぱなしの体内時計。
どこでホックを掛け違えたのか。
これじゃ、
カルシウムの吸収されにくい体になって、
骨粗しょう症になってしまう。
けれど。
よい子のみんなが寝静まった
ウシミツ時の、この静寂。
これこそが
ちょんまげの時代から受け継がれてきた、
神聖なる「創作」の時間。
こればかりは譲れない、
私的で濃厚な創作ハネムーン。
はっ、
言ってるそばから
「あいつ」が近づいてきてる。
そう、あいつ。
太陽が「朝」を引き連れてやってくる。
そしてまた、
新しい1日が今日も始まる。
よい子のみんなは、くれぐれもこんなどろぬまにふみこまないようにね!