美術館の、
大きな銀色の搬入用エレベーター内で、
見ず知らずの年輩ご夫婦と乗り合わせて、
何となく言葉を交わしたとき。
その巨大なエレベーターの空間について、
「なんか、火葬場の窯(かま)の中みたいですよね」
と言いかけて飲み込み、
「なんか、自分が小さくなった感じがしますよね」
と、すかさず方向転換した
ひときわ常識人の家原利明です。
さて、今日から始まります。
愛知県美術館8階J展示室での展示が、です(倒置法)。
昨日、というか、
まだ寝ていないのでさっきと言えばさっきですが。
何とか無事に搬入、設営を完了いたしましたことを、
ここに報告いたします。
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改めて。
場所:愛知県美術館8階J展示室
とき;2015年8月4日(火)より8月9日(日)まで
10:00から18:00まで ※入場は17:30まで
◎8月7日(金)は20:00まで ※入場は19:30まで
◎8月9日(日)は16:30まで ※入場は16:00まで
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今回、グループ展示への参加ですが。
誰よりも早く設営に取りかかり、
誰よりも遅くまで時間がかかった、
そんなおちゃめな家原利明です。
そんなおちゃめな家原利明から
さらにご報告です。
会期中の、
8月6日の木曜日、
朝の開館から15時ごろまで、
会場のどこかに家原がかくれているやも知れません。
というのも、当日、
会場当番と呼ばれる任務に
晴れて着任する運びとなりました。
生まれもっての責任感の強さと、
天賦の才である童(わらべ)のごとき愛嬌を買われて、
会場当番という大役を仰せつかったこの私、
家原利明であります。
どうぞ、その日にお越しになられるお客さまは、
特に報酬はありませんが、
めいっぱいおめかししてお越しくださいませ。
☆ちなみに家原の作品は、
家原の独断とふところの深さによって撮影可能ですので、
その目でじっくり眺めて感じたあとは、
どうぞ心ゆくまでシャッターをお切りください。
☆美術館という場所がら、走ったり、騒いだり、お菓子を食べたり、犬とたわむれたり、作品に触れたり、なめたり、はなくそをつけたり、けちをつけたり、土をつけたり、靴下を脱いでにおいをかいだり、意味なくにやついてみたりしないよう心がけてください。
それではみなさま。
どうぞ会場へと足をお運びくださいますよう、
心よりお待ち申し上げております。
家原以外の方々の作品も、
ご来場いただいたみなさまを
たのしませてくれるにちがいありませんから。
原画や空間、その場の空気感は、
美術館へ足を向けたその人にしか味わえない、
その人だけの原体験なのです。
生(なま)の体験を、
生の感覚で、感じてくださいませ。
それでは最後に。
搬入に向かう道すがら、
前方をゆくトラックの荷台に積まれていた、
絶滅したはずの恐竜の姿を見て驚き興奮し、
追跡した末、撮影に成功した1枚をここに添え、
開会の挨拶と代えさせていただきます。
それでは、会場で!
お休みなさい!
木曜日早番担当/家原利明
< 今日の言葉 >
「藤子不二雄は、日本のグリム兄弟だ」
(7月16日の日記より)