ぼくは、喫茶店が好きだ。
コーヒーも好きだし、ハンバーグも好きだし、
パフェとかケーキもけっこう好きだし。
喫茶店は、タバコも吸えるからくつろげる。
「喫茶」のあとに、
「軽食」や「レストラン」などと書かれていたら、
なおのこといい。
喫茶店。
Oh, 喫茶。
Oo, 喫茶。
撮るともなしに撮った喫茶店の写真。
そんな「喫茶」を、ほんの少しお伝えします。
《喫茶ユリ》
夜、入口から店内をのぞき込んだところ。 |
店内はオレンジ色の光に包まれています。 |
照明がガラスに映ってとてもきれいです。 |
コーヒーチケットもあります。 |
店内を照らす、オレンジ色の照明。 |
下からのぞき込むと、宇宙的です。 |
誰かの描いた油絵も飾ってあります。 |
見えにくいですが、おみやげの展示コーナーもありました。 |
お店は、おばちゃんがひとりで切り盛りしているようでした。 |
鉄板焼きナポリタン定食。 照明のおかげで、ごはんもみそ汁もオレンジがかって見えて、 鉄板焼きのナポリタンは、いっそうオレンジに見えました。 |
《喫茶ふじ》
遊園地みたいな外観に惹かれます。 |
『ちょっと一ぷく ふじで』 |
お店の外にある置物たち。 くさりにつながれたイヌが、一瞬、本物かと思って驚きました。 |
店内にもたくさんの置物がありました。 特に、フクロウの置物が目につきました。 |
水鳥や金魚の写真も、たくさん飾られています。 |
ふり返ると、そこにもフクロウがずらり。 |
お気づきかもしれませんが、時計の数もたくさんあります。 |
数えてみたら、ざっと15個はありました。 |
《シャモニーモンブラン》
こんなすてきな看板を見たら、 お店に入りたくなっちゃいますよね。 |
シャモニーモンブラン(Chamonix-Mont-Blanc)とは、 フランス東部のリゾート地の名前のようです。 |
入口上の看板も、かっこいいです。 |
メニューサンプルの一部。 あれもこれも、ぜんぶ、みんな食べたい。 |
2階、店内の窓側席。 ステンドグラスのような照明が壁に据えつけてあります。 |
窓の外には、こんな人形が置かれていました。 |
ハンバーグは、やさしい味がしました。 ぜひともまた食べたいです。 |
《花壇》
『花壇(かだん)』という名前もすてきです。 |
平日でしたが、お昼どきということもあって、 ランチを食べるお客さんでにぎわっていました。 |
丸い天窓と照明器具。 |
ボタン留めソファ。ボタンの深さが、ぼくの好みです。 |
窓には夏のなごりの「緑のカーテン」が茂っていました。 |
お手洗いの照明器具。 |
ランチセットのハンバーグを食べました。 お店の大将がつくるハンバーグは、とてもおいしかったです。 |
外観(別角度) |
それでは最後に、
とてもきらびやかなお店を紹介いたします。
《丘(おか)》
お店の入口外観。 初めて見たとき、ふとインド映画を連想しました。 |
店内、入口を入ってすぐ。 お店に入ると、外から見た以上に明るく感じました。 |
壁も、天井も、柱も、ぜんぶ銀色。 銀色の箔(はく)が、照明を明るく照り返します。 |
『OKA MUSIC NETWORK』 |
銀色の壁には、七色に輝くうろこシール。 ところどころ、蛍光色で「ふちどり」もしてあります。 |
なぜ壁や天井が銀色なのか。 お店のひといわく、「明るいほうがいいと思ったから」。 |
まるで宇宙船の中にいるような内装に、 自然と気持ちがうきうきしてきます。 |
未来宇宙的なランプ。 うろこシールがきらきらしてきれいです。 |
天井の模様。見ていて飽きません。 |
こちらの透明カーテンの奥は「喫煙席」です。 |
喫煙室の透明カーテンも、もちろんお店の方の手づくり。 透明シートがクリップで留めてあり、開閉できるようになっています。 |
窓側の席には、鏡が斜めに置いてあり、 外の電飾を映し込んでいます。 |
角席のうしろには、たくさんのレコードと、 オープンリール用のテープレコーダーが置いてありました。 |
対面席横の本棚には、マンガもたくさん置いてあります。 |
スイッチに書かれた「スイッチ」という説明。 はて、何の「スイッチ」だろう・・・ |
お手洗いの照明スイッチでした。 写真は、お手洗いの天井を見上げたところ。 |
店内の未来的な配色に、 『ブレードランナー』や『トロン』を思い出します。 |
写真にはないですが。メニュー表には『裏メニュー』と題された品目が しっかりと明記されていました。 |
「ホットサンド」。アルミホイルに包まれたホットサンドは、 お店の内装とあいまってか、まるで宇宙食のような感じがしました。 |
ぼくは、喫茶店が好きだ。
そのお店が、
人の「営み」を感じられる場所なら、
なおのこと好きだ。
一朝一夕ではない、
時間の積み重ねを感じるお店なら、
なおのこと好きだ。
時間と人の営み。
時流や風潮ではなく、
そこに「在りつづける」喫茶店。
スタイルでも借り物でもなく、
そこにしかない喫茶店。
ぼくは、そんな喫茶店が大好きだ。
<今日の言葉>
「たとえば『欲しいものがある』とか」
「干し芋のガール?」
(つい先日、授業中に起こった生徒の聞きまちがい)