日進月歩の亀がごとく
ここでは、これまでに描いた作品と、日々の出来事、感じたことなどを綴っております。 家原利明
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2024/12/01
価値観と想像力
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* 昔の人は、トイレのあと、 わらでお尻を拭いていた。 砂でこすって、 その手を水で洗ったり。 葉っぱや新聞紙できれいにしたり。 トイレの横にわら縄が、 綱渡りのように張ってあり、 そこにまたがってお尻を拭いた、 という話を、昔、本で読んだ。 わかるかな、と思いつつ、 それを...
2024/11/01
母さんの笑顔
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* 父が言った。 「母さん、もうあかんで。 ぼけてきとる」 姉が言った。 「もう母さんも歳だし。 危ないから、 車はやめさせたほうがいい」 母の友人から、封筒を渡された。 なかの手紙には、こう書かれていた。 「なんだか最近心配です。 一度、お医者さんに みてもらった...
2024/10/01
背中が見えない
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『戦士の背中』(2016) * 「どうしてあんなふうに するんだろう」 「こうやったほうが、 ずっといいのに」 かつてこんなことを、よく思った。 今でも少しは思う。 けれどもそれは、 疑問というより、好奇心だ。 そうやらないのには、 理由があるから。 それぞれの、事情があるか...
2024/09/01
パンドラの箱の中身
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『進めっ!』(2016) * 深い知り合いでもなく、 一期一会で聞いた話。 言ってみれば、 自分とは何の関係もない話だが。 ときどきふと、思い出す。 自分なら、 どうしただろうか。 自分はその中の、 誰になるのかと。 * * A子は、夫であるB男と、 旅行に出かけた。 国内の...
2024/08/01
ラジオ体操とドッジボール
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『動物人間』(2008年) * 夏休みになると、 町内でラジオ体操が催された。 毎朝6時半ごろだったか。 大学のグランドの脇、 ふだんゲートボールなどに 使われている、 小ぶりな広場が会場だった。 角に穴の空いた スタンプカードは、 思い思いの紐が通され、 首から提げられる。 ...
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